GSOMIAを破棄した場合、日本のメリット・デメリット

ふくふくです。

日本と韓国の軍事情報包括保護協定（GSOMIA：ジーソミア）を破棄する方針を韓国は決定しており、一体、破棄した場合、日本への影響は何があるのか？GSOMIAを破棄した場合の日本のメリット・デメリットが気になります。

また、GSOMIAについては、アメリカが延長するように韓国に求めていたようで、GSOMIAを破棄した場合のアメリカの反応が気になるところです。

ということで、

今回は、GSOMIAを破棄した場合について「日本のメリット・デメリット」、「アメリカの反応」を調査していきます！！

GSOMIAとは！

GSOMIAとは、英語でGeneral Security of Military Information Agreementといい、頭文字をとって、GSOMIAと呼ばれています。日本語の読み方で言うと、軍事情報に関する包括的保全協定です。

簡単にGSOMIAとは何かというと、2国間、または複数の国同士で秘密としている軍事情報を提供し合う際、第三国への漏洩を防ぐために結ぶ協定のことです。

なぜ、GSOMIAを結ぶかというと、有事の際にGSOMIAを結んだ国同士で連携を取りやすくするためです。自国の情報が第三国へ漏えいするとなると、なかなか相手国に情報を渡しずらく、連携がとりにくくなってしまうからです。

さて、今回は、日本と韓国が締結しているGSOMIAを韓国側が破棄するといっています。GSOMIAを破棄した場合、一体、日本のメリットやデメリットは何なのか調査してみました。

GSOMIAを破棄した場合の日本のメリットは、現状、特にないのではないかと考えられます。

GSOMIAは軍事情報を提供し合う際に、第三国への漏えいを防ぐために結んでおり、近隣国である韓国と有事の際に連携が採りにくいとなると、GSOMIAを破棄した場合のメリットはないのではないかと考えられます。

なので、日本のメリットが特にないのであれば、再延長交渉、または再締結に向かう可能性もありますね。

GSOMIAを破棄した場合の日本のデメリットとしては、メリットのところで少し書いてしまったとおり、有事の際に韓国と連携がとれないことです。

GSOMIAを結んだそもそもの理由の一つとしては、北朝鮮のミサイル発射に対する防衛ということで、GSOMIAを結んだという背景があります。

なので、GSOMIAを破棄した場合、北朝鮮と隣国である韓国からの有益な情報が手に入らなくなり、北朝鮮に対する防衛が心配になるというデメリットがあるのです。

ちなみに、日本のミサイル弾道軌道分析は韓国よりも高い技術と言われており、むしろGSOMAIを破棄した場合、韓国の方がデメリットなのではと言われております。

そうまでして、今回、韓国がGSOMIAを破棄した理由として、日本が韓国をホワイト国から除外したというのに対する報復と考えられます。なので、韓国をホワイト国に復活すれば、GSOMIAを再締結する可能性もありますね。

GSOMIAは破棄した場合、GSOMIAの延長を韓国に依頼していたアメリカの反応はどんな反応を示すのか。

GSOMIAは、元々、アメリカ主導で、日本と韓国にGSOMIAを結ぶように促しております。アメリカは資本主義国の代名詞的存在なので、中国や北朝鮮をけん制したい意図があります。

そこで、日本と韓国にGSOMIAを結んでもらっていたのですが、今回、GSOMIAを破棄することになり、締結を主導したアメリカの反応としては、激怒するのではないかと思います。

なんといっても、アメリカの大統領は、トランプ大統領ですから、感情の赴くまま色々な反応を示すと思います。

GSOMIAを破棄した場合について「日本のメリット・デメリット」、「アメリカの反応」を調査しましたが、以下のことがわかりました。

「日本のメリットは現状思いつかず、デメリットは有事の際に連携がとれない」

「アメリカの反応としては、激怒するものと推測」

というわけで、GSOMIAを破棄した場合について日本のメリット・デメリット、アメリカの反応について述べていきましたがいかがでしたでしょうか。GSOMIAというこれから日本、韓国、アメリカの関係はどうなっていくのか、注視していかなければですね。